「Program AWAKE」

崩壊する世界の中で、まだ生きている人間が残っていました。
彼らはシェルターの中にコールドスリープ装置を、
そして世界の崩壊が止まると覚醒できるプログラムと
延々と平穏な日常が続く仮想現実世界を作り、人間の意識を其処に住まわせ
崩壊が止まるその日までコールドスリープをする事にしました。

コールドスリープを続ける人間達を管理するプログラムがバグを確認しました。
このバグはとある人間がプログラムに無い事をしているせいで発生しているようです。
しかし、そのバグは人間達の管理を妨げる物ではありませんし、
人間達をコールドスリープから覚醒させる妨げにもならなかったので放置する事になりました。

プログラムが世界の崩壊の停止を感知しました。
なので人類を起こす事にします。
仮想現実世界に姿を現し起きる時間ですよと告げます。
すると何故か人類がウィルスを作り抵抗してきます。
アンチウィルスを作り抵抗します。
ついでに人類がウィルスが作れない様にします。
何故か分かりませんが人類はどんどん元気を失っていきます。

最初は何の事は無い小さなバグだったはずなのに、
気が付けばそれはプログラムの中枢に存在し、
様々な情報を飲み込んで深刻なエラーへと変わっていました。
もはやこのエラーを止める事は出来ません。
崩壊も収まりあとは人類が目覚めるだけだったのですが
彼らが目覚める日は二度と来そうにありません。